『魔法少女消耗戦線』に関する殴り書き

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ごあいさつ

こんにちは、Polymixです。
魔法少女消耗戦線をクリアしたので感想を殴り書いていきます。
以下ネタバレ有りです。

感想

タイトルの魔法少女が消耗されるってどういうことだ、というところで興味が湧いてやってみましたがなかなかにエグい消耗のされ方で正直ドン引きしました。
「可哀想は可愛い」って標語みたいに掲げてますが可哀想なんてレベルじゃなかったです。プレイしていて神経の擦り減る音がしました。それはもう、ゴリッと。

天使ルートは軍人としての誇りも女性として・人間としての尊厳も奪われ、唯一自身を繋ぎ止めていた友情も壊れて友も仲間も愛する人も皆殺されて、よくここまで徹底的に一人の人間の消費を書ききったなぁという感想です。
キルケなんて自分こそが加害者なのに一人だけ復讐を果たしますもんね。10年間他者を消耗して作った兵器で。
途中からカテドラルがおかしくなったのかなって思ってたら創設初年度からキルケがおかしくしてるんだもん。

あれは駄目だよ。

でも絶望の果てに見つけた希望によって迎えるこのエンディングは結構好きですね。
救いがあって本当によかった。

月ルートは消費されることからの脱却と自立が描かれていて話としてはこっちのほうが好きです。魔法少女消耗戦線にふさわしいのは天使ルートな気もします。
こちらのルートは本題の他者からの消費・消耗と対比して、麗残雪の強者に抗い、自己犠牲によって勝ち取る様が気高く格好いいルートでしたね。
本作では残雪が一番好きです。残雪がたまにやる似てないリゼットの物真似バカっぽくて好き。

AnotherRecordの大団円も魔法少女としての戦いで収まるところに収まったって感じでしたね。
「アリシャ・オラオンは死んだ」とか「月軌道会戦」とかのミニストーリーが効いてきてラストはちょっと泣きそうになりましたね。
あそこで死んだ魔法少女も出てくるのはずるいよー。

全然関係ないけど林万姫が自分を守るために薄っぺらくヘラヘラしてるって書かれてたの読んでるこっちにも飛び火して胸が痛かったです。

閑話休題、散々残雪に嫌がらせ()したキルケもあそこに加わるのは気が引けるんだなぁと思うと「堪忍なぁ」で済ませた舞-HiMEの藤乃静留はやっぱり大物なんだなぁと感じます。さすがクレイジーサイコレズは違うぜ。や、キルケもクレイジーサイコレズ度合いでは負けてないけど。

(またクレイジーサイコレズの話してる・・・)

そういえば変身ヒロインがなんやかんや酷い目に合う作品ってジャンル化してるんですかね。
舞-HiME、まどマギ、幻影ヲ駆ケル太陽くらいしか知らんけど。

まぁそんな感じでかなり楽しんで遊びました。
自分の精神に負荷をかけてるときが一番楽しいよね!
おわり!!

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