『鏖殺ノ乙女.』感想

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ご挨拶

ぽりーん、Polymixです。
最近は仕事が忙しかったりヘブバンにハマってたりで全然エロゲがプレイ出来ていなかったのですが、ずっと放置していた『鏖殺ノ乙女.』を最後までやりきったので感想を書いていきます。

以下ネタバレあり。

感想

metalogiqの前作『魔法少女消耗戦線』と「変身ヒロインが酷い目に遭いながら戦い続けた果て」をゴールに持っていくところは同じでしたね。ここすごく好きなところなので今作も健在でよかったです。
タイトルとか主人公の目的が復讐であることとかダークヒーローで作品自体も鬱っぽい感じなのかなと思っていましたが全然そんなこともなくてコミカルなところはコミカルで陰鬱で汚らわしいところはその通りでとメリハリがあり、基本前向きな展開なので楽しくプレイできました。

ストーリーはすごく好きなところとあまり好きじゃないところにはっきり分かれるなー、という感想です。
キャラクターの成長とか機微の描画についてはすごくよかったです。
トワとディーの関係性がね、すごくいいんですよね。想い合っているのに相手を想うが故に最後まで遠慮してしまうところも見ててあーーーーーってなります。
遠慮がちな愛というのも良いものですよ。
愛といえばイヅナの包容力もいいですねー。お姉ちゃん力が高くて全然メスガキちゃうやんと。←公式のキャラ紹介はあれ嘘だよ
僕のお姉ちゃんになってほしい。

一方でストーリーの展開の仕方はあんまり好きじゃないかな。
ループモノに見せかけて全部ユダの考えたシナリオでした、は悪くはないんだけどそれは大どんでん返しじゃなくてちゃぶ台返しだよって。
舞台装置があまりにも舞台装置然としてた感も強いな。
まぁそういうところも含めてユダのシナリオっていうメタなのかもだけど。
好き好みでいうと好きじゃないかな。

でも、各バッドエンドで諦める選択肢を突きつけられて最後の最後のグッドエンドで「少しずつあきらめなかったから」っていうセリフが出てきたときにはちょっと胸が熱くなったね。
ご都合主義をそう持っていくかって関心した。

そんなこんなで展開は大味なところもあったけど全体通して楽しめたねーって感想でした。

デンカレさんの主題歌もすごく良かった。
デンカレさん新しいアルバム出してくれんかな。

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